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B.A.C.E./A.C.E.のスコアは、通常の「正答×配点=得点」の素点方式ではなく、「項目応答理論」というテスト理論に基づいて受験者の能力値を算出し、それをスコアに換算する方式を採用しています。これは従来の素点方式のテストが持っている問題点や限界を克服して、受験者の能力をより正確かつ客観的に評価するための方法で、アメリカやヨーロッパで大規模に実施されているテストでは広く使われているものです。
従来型の素点方式では、問題ごとに配点(重み付け)を調整してテストの予想平均点を設定します。学校内の定期テストのように受験者のレベルや学習の進度があらかじめわかっている場合は、この方式で生徒個々人の評価を十分行うことができますが、全国規模でさまざまなレベルの受験者に対して実施するテストでは、より客観的な基準(スケール)が必要になります。また、年に複数回実施されるテストで英語運用能力がどれぐらい伸びているかを把握するためには、毎回のテストが常に同じスケールで作成されていなければ、正しい評価はできません。 |

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「項目応答理論」に基づいたテストでは、本テスト作成前に、統計的に十分な数の受験者で予備テストを行います。予備テストの大きな目的は、テストの項目(問題)をひとつひとつ検証して、困難度、弁別度(上位と下位の受験者でどれだけ差が出るか)などのパラメータを算出することです。毎回のテストは、同じスケールで評価するために、このようにして検証された問題で作成されます。
また、本テストの問題はそれぞれ、「この問題に正答できるのは、この分野のこの能力の受験者以上」というパラメータが事前に決まっているため、十分な数の問題を統計的に処理して算出したスコアは、信頼性の高いものになります。
このように「項目応答理論」に基づいて検証されたテストは、従来型のテストと比較してテスト間のばらつきを最小限に抑え、常に客観的で一貫したスケールにより受験者を評価できるため、個別のテストに依存しない、受験者本来の能力を評価する方式として注目されています。 |

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B.A.C.E./A.C.E.では、従来の大学入試に重みをおいた英語学力の評価ではなく、より総合的な英語運用能力を評価するため、この「項目応答理論」でテスト問題を管理し、受験者のスコアを算出しています。これによって、個別の問題に正答したかどうかの積み重ねに加えて、テスト全体の組み合わせに対する解答傾向を総体として評価した能力指数が算出されるため、単なる正誤解答の背景にある受験者の潜在的能力を推定することができるのです。一例として、現場では生徒の顔を思い浮かべて判断できる「ケアレスミス」(本来ならできるはずの問題を落としている)も推定することができます。
一方、「項目応答理論」のスコア方式は「正答×配点=得点」という従来の採点方式とは異なるため、「何問正答したか」という自己採点結果と最終スコアが必ずしも一致しないなど、若干の違和感を与える場合もあります。また、他のテストとの比較やテスト自体の検証にあたっては、従来からある「古典的テスト理論」も重要な意味を持っています。B.A.C.E./A.C.E.では、「項目応答理論」を取り入れながら、できる限り従来の成績と比較しやすいスコア表示を採用し、同時に受験者の本来の英語運用能力をわかりやすく評価できるよう工夫しています。 |
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